現代の病理

 若い人たち、たとえば大学や専門学校を卒業した人は、二人に一人、高校を卒業した人は、三人に二人が、就職できないか、やめさせられるかだそうだ。ずっと前から就職氷河期と言われているが、ほんとに深刻で、未来ある人たちに希望がない時代というか、これからは、その暗いトンネルを抜けた先に一大転換期が来るのだろうかなどと思ってしまいました。
 その上に、この原発の問題で、関係電力会社の誠意のなさ、これだけの大事故を引き起こしながら、又再稼働を考えている背後の利権の見え隠れ、こういうことがまかり通っている社会の図式に、現代の病理の深さを見る思いがします。
 私たちや団塊の世代が、少しでも社会を健全な方向にもっていくお手伝いをしていくことで、元気に年をとっていけたらなあと思います。