もったいないの力

 ラジオで、私と同年配らしき人たちが雑談をしていて、自分たちのことを「昭和っ子」と言っていたのを、とても的確だなと思いました。人は時代の申し子ですから、同時代を生きると同じ価値観がしみつき、それは自分の血肉になるような気がします。
 もったいないというのも、きっと「昭和っ子」全てにいきわたっているのではないかと、推察しますがどうでしょうか。貧乏性だと思う時もありますが、このお蔭で現在の自分らしい生活を手に入れたと思うと、これは「昭和っ子」の宝として、次の世代に引き渡していく使命があると思いますが、「昭和っ子」の皆さんはいかが思うでしょうか。
特に日本が現在置かれているあらゆる状況から鑑みて、「平成っ子」に体に憶えてもらいたいのは、そういう生命力や生活力につながる勿体などから生まれてくる昔の人の大和魂ではないでしょうか。老婆心からつくづく思う昨今です。