寒風

 私の歌に、「一つの勇気」という題名の歌がありますが、その二番に「寒風に出てく勇気があれば、いつかあなたは子供に帰る 原始の元気が湧いて出る」という一節があります。
 今日はまさにそんな日でした。この歌ができたのは、おそらくずっと以前に、毎日ゴミ拾いをしていた時代か、ゴルフ場問題で駆け回っていた頃に生まれたのだと思います。どんな時も自分はいつも岐路に立っていたんだなあと思い返します。
 
 今日も、初めのうちはただただ寒風の中で、じっとがまんの子でしたが、行った甲斐がありました。昨日もそうだったのですが、卵油を買ってくれるお客さんがいて一挙に売り上げが伸びました。それ以外にも、このショップの趣旨を理解して、わざわざ買いに来てくれる人もいて、寒い中ことさら人の優しさが身に染みました。

 県で採択された協働事業もすこしづつ具体的になってきて、一緒にやっていく相手方の人とも、細く長くあきらめずに、みんなでつながりあって、この事業を通して「次世代のため、元気、安心、希望を与える住民参加型の有機の里」を実現しようと話し合いました。
 「地域の課題は、地域で解決しよう」「自分たちの地域は自分たちでよくしていこう」という県の方向性に対して、光合成細菌で、生ごみの活用と放射能の減少をはかる試みは、同一方向を目指す画期的な取り組みと確信しています。