団塊の世代

 今年団塊の世代トップランナーの人たちが、65歳に突入するとききました。今後この後に続く人たちも含めて、大量の人たちの第二の人生の生き方次第で、日本の運命もずいぶん変わるのではないかと思います。
 私は、一足か二足お先を歩いている年齢ですが、先輩面して言わせていただくと、自分の生が終わるまで、持続する位の元気を与えてくれることをまず探すことだと思います。賢治の「永遠なる未完成、これ完成なり」という位、大きなものを目指すのです。それには、まず自分を社会化することです。私たちは、現在NPO法人として活動していますが、個人的な生活だけでなく、社会化した生活と同時進行でやってきて、自分の時間がどれだけ濃密になったかはかりしれません。いつ自分の生が終っても、自分の人生は全うできたと思えます。
 65歳。これまでの仕事のキャリア、技術、知識、人脈などなど、豊富にもっていて、それを社会に役立てないのは、もったいない限りです。お金に換算しないで、世直しに活用して、真の悦びを一緒に味わいませんか。そこにこそ、年をとらない玉手箱があるはずです。