被災地へ

 毎日忙しく過ぎていくので、過去の細かいことは、年齢にかこつけてすぐ忘れます。ピース・エコ・ショップの毎月の収益金をいつ頃から被災地へ送るようになったか、3/11からずいぶん経ってからだと思っていましたが、今見直してみましたら、その翌月から毎月送っていました。もう一年以上毎月五万円送っていることになり、歳月の速さに驚きました。
 ただ、定例会でそれをどこを通しているのかが、話題になったことがあり、ずっと気になっていました。赤十字を通していたのですが、確かにどこへいくか、ユニセフに送っていた時のように実感がもてません。
 話題を投げかけた会員が、社会福祉協議会でも被災地へ支援金を受け付けていると言っていたので、今日はそこへ行ってきました。社会福祉協議会は、私にとってとても懐かしい場所でもありました。というのは、平成六年旧猿島町の時、ボランテイア人口を増やすためにボランテイア広報紙を作ってくれるように一人で社会福祉協議会を訪れ、頼みに行き、誠実に対応してくれ実現の運びになり、それから約十二年間、毎月全戸配布、手書きの「茶はなし」をボランテイアグループが集まって、作るために通った思い出の詰まった場所だったからです。
 残念ながら、「茶はなし」ができるきっかけをつくってくれた、一人のお世話になった懐かしいお顔には会えませんでしたが、二人はそのまま居られて、「茶はなし」の頃の話に花が咲きました。そして、支援金の件も、できたら顔の見える関係のところに送りたいというこちらの希望をくみ取って、問い合わせてくれ、現在坂東市姉妹都市の関係にあり、被害も深刻で、その上、現在私たちの会の会員の一人が、耕作禁止区域の水田で光合成細菌を主体にした放射能減少実験をしている、南相馬市に送れることになりました。個人的にも、私の本の収益金もそこに送っているので、気持ちが透明になり、つながった思いがして、「茶はなし」がとりもってくれたいい再会に感謝しました。