捨てるものなし

 この自生農場の気持ちのよさは、ほとんど捨てるものなしという点でしょうか。むしろ捨てられていたものを拾ってきたものを活かして、「私の宮澤賢治かん」や「卵油ハウス」という形になりました。その賢治かんの中には、拾ったりもらったりした日本の古い文化の香りがするものを展示してあります。
 ピース・エコ・ショップも余剰のものがもったいないところから、発想が生まれました。そして初めは、自生農場のものだけだったのが、だんだん協力者が現れて、今では自然のネットワークができ、日本人のもったいない精神はいまだ健在なりと、日本の将来に希望が持てます。
 このブログを見てくださる方で、ご自分の地域でこのような趣旨のショップをやってみたい方は、ぜひお勧めします。捨てるもののない生活は、本当に気持ちのいいものです。
 私たち夫婦の一日は、できるだけ捨てるものがないように組み立てられています。生ごみは、ニワトリさんが食べられる系とだめ系にバケツを分けておいて、入れてからそこにどちらも光合成細菌をスプレーしておきます。ニワトリさんは、夫の手作りのえさや、EMのぼかしやこの光合成細菌入りの生ごみや緑餌で健康そのものです。
 だめ系の生ごみは、畑に戻し、EM液体せっけんを作るには廃油が必要ですし、捨てるものなしを目指す生活は、とにかく動かないと成立しませんので、ボケ防止にはもってこいの常備薬です。いずれにしても日々爽快です。お試しください。