スモール イズ ビューテイフル

 今日は、昨日と比べると風がなく、助かりました。優しいお客さんとお掃除役のお友達からホカロンの差し入れがあり、銀杏が飛ぶように売れ(ちょっとおおげさかな)、売り上げも高く、その上、店番読書で収穫がありました。
 今日の題名は、今から約四十年前、第一次オイルショックの年に、イギリスの経済学者、シューマッハが書いた本の題名です。この本が、東京電力福島原発による深刻な被害が世界中を揺るがしている中で、今再評価されているのだそうです。というのは、そんなに前なのに、彼はもうすでに石油危機を予言し、化石燃料の代わりとして原子力を利用することにも強く反対しました。放射性物質を扱うことを問題視し「平和利用」の名の元、「採算性」にしか目を向けずに原子力を扱うことの方が、原子爆弾よりはるかに危険が大きいと指摘したそうで、福島事故の深刻な事態を想定していたかのような眼力です。
 そして、その後の彼の現代文明批判に全く納得。私たちがこれから取り組もうとしていることも、強く背中を押してもらえたような心強さと悦びを覚えました。
 早速帰宅してから、アマゾンでその本を調べ、中古を注文しました。原書の中古もあったので、ボケ防止に頑張ろうかなと思い、一応注文。
 昨日の三つのションではありませんが、この経済学者さんが、ただ本を著しただけでなく、その理論を実践して検証したという所にも、強い尊敬と魅力を覚えました。