チャリテイー ショップ

 昨年、ピース・エコ・ショップの店番をしながら、読んでいた毎日ウィークリーに、私たちの会にとってとても共鳴できる、わくわくするような記事がのっていました。
 それが、題名にあるショップの話しです。イギリスには、現在平均的な町に、3〜4店このショップがあり、イギリスの名物になっており、外国の観光客にも人気があるそうです。
 置かれている品物は、本、陶磁器、衣類、家具などで、ほとんどが寄付によるもので、その売り上げも、それぞれの目的の所に寄付されるのだそうです。
 このような考えのショップが最初にできたのは、1948年オックスファムという慈善団体によって設立されたということで、今から六十年以上前さかのぼります。
 それが、今はなんとイギリスとアイルランドに9500以上のチャリテイーショップがあり、寄付の総額は1億7千万ポンド(日本のお金に換算するとどの位でしょうか)とのことで、どこの国でも「もったいない」が息づいているのだとうれしくなりました。
 このショップを利用する人は、自分のほしい品物が安く手に入るし、買うことで環境にもよく、人助けにもなるしで、優しい社会が形成されていきます。正に住民参加の有機の里創りに重なります。
 私たちの会のピース・エコ・ショップも18年前8月31日(ヤサイの日と勝手に命名)に、もったいないと働く張り合いを求めて誕生しましたが、継続と協力が力となり、平成24年までに、総額2千5百万円以上を主にペシャワール会ユニセフ南相馬市などの被災地に支援することができました。
 現在日本が置かれている状況の中では、このチャリテイーショップやピース・エコ・ショップのようなお店は、草の根的に必要な気がします。
 年の初頭にあたって、これも毎年欠かしたことがない、夫が学生時代からお世話になっている万蔵院というお寺にお参りして、住職さんご夫妻とも楽しく歓談してまいりました。