一つの勇気

 どんな人も、やらなければならない、やるべきだと頭や心でわかっていても、最初の踏み出す勇気がないと、なにも変わらない。そしてどんどん時間が過ぎ、わだかまりは奥底に残しながら、とりあえずの時間が過ぎ、大事なことがだんだん埋没していく。
 私は、長い間「三つ子の魂百まで」と思っていたら、一番後ろに「も」がつくということを最近知りました。「三つ子の魂百までも」の「も」は「百歳まで三歳の頃の魂をもって生きていかなければなりませんよ」という風に私には受け取れます。
 それには、その都度、その都度の魂の声に耳を傾け、一つの勇気をもって行動に移していくという階段を上っていかなければ、自分を全うすることはできないと思います。
 私も、過去に勇気を試される時があって、それに打ち克つことができ、「一つの勇気」という歌ができました。もう遅いので、一番だけ。

        一、 今、今一つの勇気を持てば
           いつか あなたに翼が生える
           飛んでく方向 みえてくる
           どんなことでも 勇気があれば
           あなたの風景 明るくなる 明るくなる