一隅づつ

 この所、毎日農場の一隅づつを整理し、整然とすることに悦びというか爽快感を覚えています。あれもこれもと思うと、焦りや疲れを覚えますが、一隅づつだと負担よりも、時間への充足感を覚えます。正に昨日の積み重ねて行くことへの全幅の信頼とでも言いましょうか。
この間は、アジサイの挿し木を、次の日は畑の草取りと竹の支柱たて、次の日は、散らかっていた一隅を片付けそこに土を運び、みょうがを植え、次の日は、農場へ入る入り口のコンクリートの電信柱につたを這わせて、唯一人工的なそれをカバーするためのつたの移植という風に、一種子供に還って日々楽しんでいます。