雑草魂

 アメリカの大リーグ、レッドソックスで活躍する上原投手が、昔言った言葉「雑草魂で頑張ります」は印象的だった。現代で、一番必要とされる魂かもしれない。彼は、踏まれても踏まれても頭をもたげる雑草のようにして、今の位置にいる。
 現代は、そのような「三つ子の魂、百まで」と言われるような魂が、そもそも見当たらない。魂が誰の中にも奥深く存在するという自覚を持っている人があまりにも少ない。目に見えるものだけに価値を置こうとする風潮がいきわたっていて、目に見えないものの中にこそ、存在を存在たら占めているものがあるということに気づかないうちに
精神的な病に蝕まれたり、犯罪に繋がっていったりすることが、この社会で蔓延しています。自分の魂の声に一刻も早く気づいてください。そこから、だれでも変わることができます。
 私も、賢治のお蔭で、自分の魂の存在に気づき、それに沿って再生の道を歩んできて、悔いのない一日一日を積み重ねてくることができました。
 今日、上原選手を見て、雑草魂のすごさに感じ入りました。