もったいない教育

 次世代へ私たちが伝えたい「もったいない」。それではどのように具体的に表現していくかが問われます。それは、現代文明の中で、大量生産、大量消費、大量廃棄に慣れてしまった私たちが、もったいないの観点から、すべてを洗い出していくことから始まります。
 先ず大量生産で余ったものを、リサイクル、リユースで活用する。そして、大量消費で地球環境を悪化させることを知り、大量廃棄の中に活用できる品目を見つけ出し、それを大いに活用して、悪循環を断ち来る。
 そういう中で、どんな人でも日常的に出すものが米のとぎ汁、生ごみ、そして合成洗剤を使った後の排水です。
 最初の米のとぎ汁ですが、そのまま流せば汚染源、EMなどで米のとぎ汁発酵液に変えれば浄化現に変身します。我が家は、発酵液をあちこちに置いて活用、そのせいか、汚泥の引き抜きの回数が超少なくて経済的です。
 生ごみも、光合成細菌で自家処理すれば畑の立派な肥料に変身、簡便な方法が長続きさせます。最後に、廃油とEMを活用した安全な液体石鹸の製造です。
 次世代が、体験を通して、体と心に刻みつけられるためには、それらの効果は全て目に見えない微生物の力なのだということを知ることです。そのような「もったいない教育」が全国に広がれば、それは子から親に伝わり、実践人口が増え、それがほんとの住民参加の社会創りということにならないでしょうか。