希望

 先日の日曜日、去年に続いて、坂東市社会福祉協議会より感謝状の贈呈を受けました。3/11があってから、もったいない・ピース・エコ・ショップの毎月の支援額の半分を、福島県南相馬市へ指定寄付として、坂東市社会福祉協議会を通して送ってきました。福島県南相馬市は、坂東市平将門でつながっています。大昔、平将門は、現在の南相馬市の地で生まれ育ち、歴史上最初となる武士の府を現在の坂東市の地に置いたと聞き及びます。私はそれを知ったとき、たとえそれが短くてはあっても、武士の世を最初に切り開いた時代の変革者と感じました。平清盛が出現したのは、それからずいぶん後の事です。
 私達は南相馬市を支援しながら、今年に入ってから、もったいない・ピース・エコ・ショップが全国各地にできたら、いいことはあっても、悪い事は一つもないのではないかと思うようになりました。それどころか、次世代の人達がますます生きにくい世の中が待っているのではないか、それにはもったいない世代の私達が、このようなショップを展開する事で後ろ姿で応援してあげられるのではないかと思うようになりました。私達はそのショップをこれまで二十年やって来たお陰で、元気を頂き、仲間の絆は強くなり、環境も自他ともに整備され、おまけにこれまでに二千七百万円以上をピースとエコに貢献している所に送る事が出来ました。その種を誰かがまけば、いつかは各地で芽を出してくれるかもしれないという思いが、将門と重なって、だんだん膨らんでいきました。自分が生きている間には実現しなくても、あきらめないで設定だけはしておこうという決意で、会の定款の変更は済ませました。
 今回の感謝状の贈呈は、昨年とちがって、団体受賞の代表として壇上にて受け取りました。私達の会が抱いていた夢が、いくらかでも実現に向かっているという希望のようなものを感じることができた式典でした。