最ももったいないのは・・・・

 それは、せっかくこの世に生を受けて、天から誰にも平等に与えられたたましいの存在を気づかないでしまうことだと、私は思っています。
一人一人が、それに気づき、自分のたましいの声に耳を澄ましてそれに従えば、世の中はもっと住み心地がよくなるのではないでしょうか。

 私の拙著「とりあえず症候群のあなたに」で、その症候群から脱却するのには、自分のたましいを呼び覚まし、掘り起こして、そこからはじめてほしいということでした。そこから出るエネルギーは本物で、枯渇しません。
 
 所で、このブログを見てくださっている方たちの中で、「大和魂」という言葉を聞くと、どういう印象をお持ちでしょうか。第二次世界大戦の時、軍国主義を高揚するために悪用されたため、いい印象をお持ちでない方が多いと思います。でも、本当のところは、古代の時代から日本は大和の国と呼ばれ、私たちの祖先は大和民族、その人たちが持っているのが大和魂でした。その時代の大和魂は、簡潔に言うと、「知恵と勇気」でした。
 私は、この本来の大和魂に、もう一つの意味を加えた新しい大和魂を提案しました。それは、字の示す通り「大きな和」のたましいです。現代は、戦争、原子力、環境悪化がグローバルなスケールでひろがっており、人類存続の危機的時代ともいえます。それを救うのは、「人類みな地球っ子」という地球的規模の平和しかありません。
 この「知恵と勇気と大きな和」の大和魂を、私たち日本人一人一人がもちあえば、いろいろな問題にも立ち向かえるのではないでしょうか。
 それを、歌にしたのが「年をとらない玉手箱」です。CDにいれた一番最後の、私の結論ともいえる歌です。

       一、気づかないだけだよ 誰もが持ってるたましい
         天から 唯一の贈り物 天から 唯一の贈り物
         ここに 元気のみなもとあり ここに元気のみなもとあり
         年をとらない 玉手箱
         気づかなきゃ もったいない
         気づかなきゃ 生まれてきたかいがない
         生きてる間に 掘り起こそう 掘り起こそう

       二、気づかないだけだよ 誰もがもってるたましい
         天に通じる 受話器だよ 天に通じる受話器だよ
         ここに正義のみなもとあり ここに正義のみなもとあり
         年をとらない 玉手箱
         気づかなきゃ もったいない
         気づかなきゃ 生まれてきたかいがない
         生きてる間に 出会おうよ 出会おうよ