一つの勇気
今日は、大和魂を構成している「勇気、知恵、大きな和」の中の勇気について書かせてもらいます。
ちょっと前ですが、いつものように台所に立ちながら、テレビを流していたら、自分の母校を訪れて小さい後輩たちと交流する「ようこそ 先輩」をやっていました。その日の先輩は、独りでビデオカメラで自分を撮りながらエヴェレストに登頂した栗城史多という青年でした。彼が、後輩たちに伝えたいことは、一にも二にも「踏み出す勇気」でした。小さいときは消極的だったという彼が、自分の本当にやりたいことを成し遂げられ、現在の自分の立ち位置が決まったのは、確かに後にも先にも「一つの勇気」からだったでしょう。
私事ですが、同じような覚えがあります。かつて私たちが念願の農場をこの地に求め、ライフワークとして安全な卵を生産する養鶏場を始めようとした時、ゴルフ場建設の話が持ち上がり、私たちは二つに一つの選択を迫られました。その頃すでに宮澤賢治の詩の中に、真に納得できる人間定義を見つけ歩みだしていた私たちは、「正しく強く生きるとは、銀河系を自らの中に意識してそれに応じていくことである」という彼の言葉に背中を押され、反対運動に踏み切りました。その頃私の中に生まれたのが、「一つの勇気」という歌でした。
「ようこそ 先輩」を見ていて、栗城さんにとても共鳴し、「一つの勇気」を彼にプレゼントしたくなりました。でも伝え方がわかりません。
どなたかご親切な方がいたら、よろしくお願いいたします。
一つの勇気
一、 今 今 一つの勇気を持てば
いつかあなたに つばさがはえる
飛んでく方向 見えてくる
どんなことでも 勇気があれば
あなたの風景 明るくなる
明るくなる
二、 寒風に 出てく勇気があれば
いつかあなたも 子供にかえる
原始の元気が 湧いて出る
どんなことでも 勇気があれば
あなたの日記も どこかが変わる
どこかが変わる