超ミニ版六次産業

 まあいつものことですが、毎日ゴルフ場でピース・エコ・ショップを店開きするときは、悲観的予測で始まるのですが、それがうれしいことにくつがえされる日もあり、予測がピタリ的中する日もあります。商い(あきない)ですから、あきないでやるしかありませんが。
 今日は、なんとなく天気模様もさみしげで、通るお客さんもみんな素通り、折角きれいに並べたのに、時間は過ぎるばかり、一人銀杏を買ってくれたお客さんがいて、まあゼロではなかっただけいいかとあきらめかけていたら、一人の女性がこのショップの趣旨を知って「一日一回くらいいいことしなくちゃね。」と笑いながら「じゃあ、今日は食事の支度をしないで、ここで買っていきましょう」と、私の手作りの惣菜を、一箱二百円の物を五箱も買ってくれました。ちなみに、彼女が選んだ惣菜は「菊の酢の物、なます、煮豆、春菊の胡麻和え、ハヤトウリの味噌漬け」でした。
 野菜としてだけ売っても、売り切れないのがもったいなくて、高いハードルをようやくクリアーして惣菜の許可をとったので、こういうお客さんはありがたいのです。六次産業は、日本人のもったいない精神が生かされた、農産物の大量廃棄を救う知恵だと思います。
 今日は、売り上げは少なかったのですが、その割にはがっかりしなくて、いい日でした。下の写真は、農場でとれたヤーコンです。立派な部分はそのまま買っていただいて、あとはヤーコンのきんぴらを作り、上の大きな葉は、鶏の緑餌になり、全部活用されます。