イーハトーヴ

 この言葉を聞いたことがあるでしょうか。私も、賢治を知るまで、知りませんでした。
 エスペラント語だそうで、じゃあそれ、どこの国の言葉と思いますよね。世界共通語という意味だそうで、国という垣根を取り去った全く新しい概念ですよね。
 そのエスペラント語で、イーハトーヴは理想郷という意味だそうです。現代で、理想郷という言葉を聞くと、文明になびかないで、自国の文化を大事にしているブータンを思い浮かべてしまいます。
 賢治がわざわざエスペラント語を使ったのは、理想郷は世界のどこにでも創ることができるのだと言いたかったのだと思います。賢治は、彼の故郷、岩手県花巻をイーハトーヴにしたかったんだと思います。
 私たちは、この坂東市がそうなることを願って、活動しています。


 先日の「ウチの猫は外猫」で、カメラチャンスを逸したと書きましたが、今日は、ベランダに置いてある古い鉄なべの中で、まーるくなって眠っているところを発見したので、起こさないように窓越しから。
  私の歌の一番を絵にしたような、のどかな平和な光景で、これも理想郷の一端を表しているなあと感じました。