だるまストーブ

 今日は、全国どこでも寒い日でしたね。
 そこで、この農場で冬になるとなくてはならない存在、だるまストーブを紹介させていただきます。このだるま君がこの農場の主(ぬし)になったのは、この農場開設の二十五年前。運命共同体です。まだ現役で働いてくれているのですから、驚きです。もちろんこの農場の主(あるじ)、猿島野の大地を考える会の代表である夫の存在なくしては、どうしようもありませんが。
 私は、猫のようにあたらせてもらうだけで、頼りっぱなしです。ストーブの世話はもちろんのこと、時々の煙突のすす掃除、薪の材料を手に入れるのから始まって、適当な大きさにする作業、薪割など、あのオレンジ色の温かさを味わうまではなかなか大変で、ほんとに感謝しています。
 長い間、この農場を一緒にやってくれていた娘も、よく薪割をしていました。石川に嫁いでからも、お産の直前まで薪割をしていて、安産にも貢献してくれたそうです。
 そして、このストーブあっての農場という位、人が引き寄せられる引力があるのは確かです。ほんとにゆっくりした幸せな気持ちにしてくれます。何よりの冬のごちそうです。
 農場に来てくれる方々や、毎週来る四季の会のメンバーや、定例会の面々も、このストーブのそばで語り合うことで、
本音が引き出され、気持ちがつながりあえるような気がします。
 もったいながり屋の私は、惣菜の豆を煮たり、湯たんぽのお湯をつくったり、できるだけ活用し、楽しんでいます。
だるまストーブとは、ぴったりの名前ですね。どっしりとして、みんなの役に立って、だるま和尚さんのようです。