孤独

 宮澤賢治の「寂しさと悲傷を焚いて人は透明な軌道を進む」という私の大好きな言葉があって、昔ゴルフ場建設反対運動に踏み切った時、このような心情であったのをなつかしく思い出します。
 正に、他の人がやらないことをやる時には、孤独は覚悟しなければなりません。しかし、自分が真にやらなければならないことを抑えて、あるいは棚上げして、まわりに合わせていたとしても、気持ちが孤独であることには変わりありません。それだったら、勇気を出して、本音で行動したほうが、賢治の言葉のように、孤独をエネルギーに変えて、わが道を行ったほうがいいですよね。必ず、誰かに出会うし、何かが好転していきます。孤独を友にしましょう。
 今では、そのゴルフ場さんと有機的につながり、ピース・エコ・ショップの良き理解者であり、協力者であり、このような関係を築きあえたことは、まず本音ですなわち魂の声に従って行動することからすべてが始まるという、賢治哲学の正しさを私たちに示していると思います。