祈りと感謝

 この二つは、会の代表でもある私の夫が、日常をおくるのに最も大切な信条だと言っている言葉です。今年の一年を過ごしてみて、この言葉の重みを確かに感じました。
 文明という禁断の木の実を口にしてしまった私たち現代人は、そのおいしさに酔い、慣れてしまい、その裏に潜む汚染や破壊というマイナス面をも取り込み、のっぴきならない事態を招いてしまいました。
 かつて天に祈り、天の恵みに感謝して暮らしていた先人の知恵に学ばなければ、この事態を修復していくことはむずかしいでしょう。
 私たちの会も、微力ではありますが、一人ではもっと微力です。仲間同士つながりあい助け合うことで、元気をもらいあい、一年間曲がりなりにも、有機の里創り研究会を起ち上げたり、ピース・エコ・ショップ事業を通して、ペシャワール会と被災地へ祈りと感謝を届けることができました。
 一年間、ご協力頂いた皆様に心より御礼申しあげます。
 また、このブログを始めたことも、私にとっては大きな収穫でした。それは、どんな人ともつながりあえ、本音を伝え合え、皆で社会をいい方向にも持って行ける可能性も、文明の利器は持っているんだという発見でした。このブログを見てくださった方々がいればこそ、私も励みになりここまでやってこれました。ほんとにありがとうございました。