体調

 体調が悪くなるという言葉をよく聞きます。もちろん何らかの体の物理的意味で悪いということはあります。それが、或る病の兆候であったりするときもあります。
 でも今私がいっている体調というのは、精神的な面との折り合いが悪くて、それが影響して体調が悪くなるというような意味です。自律神経という言葉があります。字で解釈すると、なにか自分で律するというように解釈しがちですが、本当のところは、自ずとあるいは自然に律せられるという意味だそうです。
 よく自律神経失調症という言葉を聞きますが、更年期などはそれに当たるそうです。私は、更年期というのはほとんどありませんでした。ちょうどその頃、私は賢治によって納得する生き方が見つかり、即ちそれが自然と社会を反映している道路のゴミ拾いでしたが、とにかく心身ともに一体感をもって暮らしていました。それが自ずと律せられた生活だったのだと思います。その時から今までずっと魂の望むまま、命じるままに生きてきたので、更年期を体験しなかったのだと思います。
 その意味で、体調を悪くしている人がいるならば、それは薬やお医者さんでは治りませんと言いたいのです。もし私が魂の命じるままに、行動しない生活をしたとしたら、自分の中で自己矛盾が起き、私は絶対体調を悪くすると思います。頭や気持ちだけで、体を動かさなかったら、それは必ず自分に跳ね返ってきます。
 そのような人がいたら、そしてまだその解決法が見つかっていなかったら、ゴミ拾いをぜひお勧めします。寒風や社会の矛盾から、あなたは必ず何かを手に入れるでしょう。