団塊の世代

 八日の交流行事の前準備も当日も参加してくれた若い会員さんが、とても頼りになり、このブログのおぜん立ても彼女がしてくれました。このブログのお蔭で、文明にも人間同士をつなげ、広げていく有機的な力があることを実感しました。
 私と同じころ、彼女も自分のブログを起ち上げ、お互いに読みあっていたのですが、交流行事についての彼女の文面で、私がとても共鳴した所があったので、彼女の了承を得て、その部分だけを抜粋してここに載せます。

        自生農場イベント本番
 (自己紹介をきいての彼女の感想の部分)

 有機農法を独自の信念をもって実践されている方々が集まっていて、とても勉強になるのですが、平均年齢が高めなのが少し心配です。

危機が来るなら早く来い!と願ってしまいそうです。

今危機が来たならば、彼らのような知恵者が若者を指導してくれて危機に取り組み、そこから本当に大事なことや残すべきことがわかるようになっていくはずです。しかし、危機が20年後に来たならば、吾々の世代は、危機を乗り越える知恵をもつ人々をみつけられないかもしれません。

 この部分で、私も彼女と同じ危機意識を持っています。今日の題名を「団塊の世代」としたのは、ちょうどその世代の先頭が大量に65歳に突入すると聞いたからです。その世代がそこから第二の人生をどう生きるかによって、国や社会の運命が左右されるという位、重要な岐路だと思っています。
 この世代は、これまでの日本をいいにつけ、悪いにつけ作り上げてきた人たちです。彼らにはそれぞれの分野で築き上げてきた知識も経験も技術も人脈も資産もまた家族もあります。それらもろもろの財産を、どのように社会の中で活かすかが今、この歴史に残る年に真剣に問われているのだと思います。