店番読書

 今日も、寒い日でした。昨日も、売り上げも寒く、今日もゼロに限りなく近いだろうと思いながらも、もしそうだとしたら、店番読書に徹するしかないと覚悟して、そこに楽しみを見つけて、出かけました。
持っていった本は「生ごみ 堆肥 リサイクル」という題名で、とてもいい本でした。でもこれを暖かいだるまストーブにあたりながら読んでいたら、私はきっと眠くなってしまうかもしれません。
 ピース・エコ・ショップは、やむおえず寒風の中に身を置かざるを得ない所に自分を追い込んでくれ、
読書を実のあるものにしてくれるという思いがけない贈り物を私に与えてくれました。
 この本で、強く残った一つを紹介しますね。

 窒素固定生物(緑の藻や根粒菌や窒素固定菌などの微生物)によって空中から植物に取り込まれる窒素の年間量は、全世界の窒素化学肥料の年間生産量の2,5倍に相当し、また、雷の放電現象からもたらされる窒素量も、その半分近くを占めるといわれている。

 驚きました。自然界の大きさと、目に見えない微生物の力に。それにしても、化学肥料は、石油のある間はできますが、石油が枯渇する時代が遠からず来ます。今から、人類が壊してしまった自然のサイクルを正しい方向に戻そうとする努力が求められています。
 生ごみも、環境を汚し、高い代償を払って燃やすという行為は、絶対に反自然で、間違っています。お茶碗にご飯粒一粒残しても、罰が当たると言われた日本の道徳観はどこへいってしまったのでしょう。

 いい読書タイムももてた上に、最後にお惣菜を沢山買ってくださったお客さんにも恵まれ、その他にも
いいことがあり、めでたし、めでたしの一日でした。