培養

 今日で平成23年度は終了します。本当に一生に二度とないような一年でした。それ以前から、光合成細菌の存在を知って取り組んでいたのが幸いしました。
 どんな時でも、今を生きるではありませんが、自分の魂の声に耳を傾け、それを最優先にその時、その時を生きていると、それがつながって一筋の道になるということを教えられた一年でもありました。
 光合成細菌が放射能を減少させるということを知って、かつてEM(光合成細菌、乳酸菌、酵母菌等の有用複合微生物群)に排水浄化の力があるということをきいて、三か月かけて検証し、納得してから、普及に踏み切ったように、今回も二、三回、市の測定器で調べましたが、減少することは確かでした。そのメカニズムはわかりませんが、減少するという解決法がまだ他に提示されてない現況では、その事実の方が重要ではないでしょうか。県でその事実も含めて採択されたことが、私には何よりうれしいことでした。ちなみに、私たちが県に申請し、採択されたコミュニテー協働事業の名称は、「光合成細菌を主体とした生ごみの活用と安全な社会創り事業」でした。
 明日から24年度。この事業の採択のお蔭と会員の資材無償提供と労働提供のお蔭で、微生物培養と実験も兼ねた立派なビニールハウスが出来上がりました。この事業を24年度に開花させるために、見事に培養された光合成細菌が、たくさん並んで出番を待っています。いい一年でありますように。