アリの行進

 今ほど人類の存続が危ぶまれている時代はないという気がします。物質的には飽和状態で、精神的には元気、安心、希望のもてない飢餓状態とでもいいましょうか。
 私たちの世代が、この問題だらけの世の中にしてしまったのか、めぐりあわせか、とにかく私たちの子供の世代に、できるだけ負の遺産を少なくしてやるのがせめてもの罪滅ぼしというか、私たちの世代の務めだと思います。
 一人では大したことはできませんが、同世代が集まって、アリの行進のようにうまずたゆまず根本的な問題に取り組めば、必ずや光は見えてくると信じます。