時空を超えて

 賢治が亡くなって、もう随分経ちましたが、私も含めて世の中にはずいぶん彼に影響を受けた人が多いと思います。現象としての体はなくなっても、彼の魂が時空を超えて、同胞の中へちらばっていったと想うと、それが一番確かな継承だと感じるようになりました。
 私たちがやろうとしていることは、些細な力ではありますが、いつか時空を超えて次世代に引き継がれることを願って、小さな歩幅ではありますが歩み続けようと思っています。