説明

 昨日の説明をさせていただきます。この資料は、きちんと表にまとめたのですが、コピーをすると表の枠が消えて勝手に固定されてしまうのですね。さぞかしわかりにくかったと思います。一応わかりやすくなるように努力はしたのですが、機器にめっぽう弱くて。言い訳はここまでにして、本論に入ります。
 実はこの実験は、会では三度目です。やるごとに、反省点が出て、少しずつ修正してきました。最初は、ただ何もしない落ち葉と、光合成細菌液ををかけた落ち葉を持って行って調べてもらいました。二回目は、それでは不平等であると、何もしない落ち葉に水を同じだけ散布して袋の中でよく混ぜ、何もしない落ち葉と水500ccを入れた落ち葉と、光合成細菌液500ccをいれた落ち葉と三種類を持って行き調べてもらいました。
 この二回の実験は、落ち葉で大体重さとしては250グラム前後でした。でももっていく試料は、いつも一検体につき一キロ持ってくるように言われました。試料容器は、水が基準で一キログラムイコール一リットルなので、落ち葉は一リットルの容器にその位の重さしか入らないのです。やはり軽いと誤差も大きくなるとのことでした。
 それでも、光合成細菌を入れると、放射能が減少する傾向はどちらも数値として出ました。
 ただ、一、二回の反省としては、同じ場所から落ち葉を採取したというだけで、試料として使う落ち葉そのものを、各々計っていなかったということでした。
 そこで、先ず誤差をできるだけ少なくするために、今度は試料として落ち葉より重い堆肥を選びました。
 次に、何もしないで最初に四袋、同じところで採取した堆肥を持って行って計ってもらう所から始めました。案の定全く違う値が出ました。その違った数値の各々に、昨日載せたように四種類の液体を入れて、十日後に調べてもらいました。そして出た数値が、合計として載っている数値(A=175.2ベクレル,B=132.7,C=124.1,D=163.3)です。
 最後に、減少率は、各々最初の堆肥の違った数値を基準にそれぞれ出しました。それが一番正確に近いと思ったからです。その結果がご覧になった通りです。
 おわかりになりましたでしょうか。でもこの後も反省点はあったのですが。それは又の機会に。
 これまでの私の拙い説明で、ご意見やアドバイスがありましたら、お寄せ下さればありがたいです。