グローバリゼーション

 私たちの会が支援の主軸を置いている「ペシャワール会」の代表の中村哲医師が、以前「グローバリゼーションの光と影」という題名で、会の便りに書いてきたのを時々思い出します。瞬時に地球の裏側までわかってしまう情報化社会は、もう鎖国などしたくてもできない社会です。
 「アラブの春」といわれる国民が団結して声をあげ、行動することによって変革をもたらし、他の国にも春が波及していったのは、光でしょうか。でもそれがシリアでは、まだ光にならず影を落としています。
 卑近な例では、私がやっているブログは、自分の内面を発信することによって、時空を超えて、会ったこともない人たちと理解しつながりあえ、まさに宮澤賢治いう所の「有機交流電燈の一つの青い照明」という人間の定義に当てはまります。これぞ、光の最たるものです。
 今日、テレビで「ツイッター」もすごい光を放つということを知りました。3/11で被災した町が、必要な情報発信のツールとして、ツイッターを採り入れたことで、情報が人々の協力で拡散し、大きな力になったそうです。
 できるだけ光の部分を活用することによって、社会を明るくしていきましょう。