廃棄物

 人間だけが廃棄物を多量に出す動物と言えないでしょうか。特に現代は、大量生産、大量消費、大量廃棄が横行しています。廃棄物を出さない理想の社会は、循環型社会です。廃棄物をできるだけ出さない努力をしない限り、この世はだんだんゴミ捨て場化していきます。
 二酸化炭素の排出量がふえれば、地球温暖化はどんどん進行するし、それが北極、南極ではもう表面化しているそうです。
 最近の異常気象も、それが累積された結果でしょう。
 光合成細菌は、嫌気性といって、酸素が嫌いで、二酸化炭素が好きな微生物で、かれらに活躍してもらえば、地球温暖化防止に貢献してくれるのではないでしょうか。
 又、放射能廃棄物や使用済み核燃料も地下深く埋めて、さらに気が遠くなるような期間を要します。その上、日本は地震国、いつそれがどうなるか危険と隣り合わせの日々を送らなくてはなりません。自然の力は、人知では推し量れません。私たちは3/11でそれを思い知りました。
 それから、人間が毎日出すし尿や下水汚泥、そして生ごみも、膨大な量です。私たちの会が今熱心に取り組んでいるのは、蓋のついたバケツという条件だけで、生ごみ光合成細菌によって自家処理し、畑に還元し安全な野菜をつくる市民を増やして、同時に坂東市の土壌の放射能を減らして、次世代に元気、安心、希望を申し渡すということです。
 どうか、共鳴してくださる方は、お知らせください。一人実践してくださる人がいたら、そしてもしそれが真実だったら、波紋は必ず拡がります。一人一人の生活実践が、次世代への確かな贈り物だと私は思ってやっています。