一日一生

 私は、以前はどちらかというと悲観的なタイプでした。でも、まだ見えない未来を悲観的にとらえても、現実にそうなるものではないと、ゴルフ場(今はピース・エコ・ショップのなくてはならないありがたい協力者です!)の反対運動に踏み切った後、実感しました。
 それからは、その時その時の自分の内側の声に耳を傾け、行動の指針にしてきました。悲観的でもなく、楽観的でもなく、賢治の言葉でいえば、「透明な軌道を進む」という心境でしょうか。
 あと持ち時間がわずかとなった今は、この一日一生という思いで暮らしています。この一種の自己暗示は、一日を大事に送らせてくれます。大きく目標を立て、一歩一歩、たとえ自分が目標までたどり着けなくても、目標を共有する仲間はいます。一日しかないのなら、自分に正直に、楽しくおくらなくては、それこそもったいないです。
 これを、若い時からやっていたら、いい人生をおくれますよ。若くても、別に明日は保障されていませんし、若い人よ、悩まずに自分の思いに正直に、一日一生を積み重ねてください。
 「人生という舞台の幕が降りるまで演ずるのは、あなた」です。(このフレーズは、私の「時よ」という歌から拝借しました)では、お休みなさい。