公共事業

 今回のトンネルの崩落事故は、これから老朽化していく橋や道路やトンネル、地下鉄、建築物全てに、事前の事故防止の対策を講じていかなければならないことを警告している。
 この事故を教訓にするとしたら、安全性を確保することが、最優先課題なのだから、これからの公共事業は、耐用年数の経ったものから、調査、補修をしていくことにも重点をおいていってほしいと切に願います。
 これまで駆け足で近代化を進めてきたひずみが、原子力の事故から始まって今回の事故でこれから次々に噴出してくるような嫌な予感がします。
 この際、お金よりも命を優先させて、急がず大地に足をつけて、自然に即した生活をする人が増えていけば、これまで作ったものを維持していくために公共事業がつかわれることに賛成してくれ、反対に公共事業が見直され、維持、補修の技術も進化していくと思うのですが。