有機の里

 このブログの名称は、「坂東市有機の里創り研究会」と言います。これは、最初生ごみを焼却するのではなく、活用してもらいたく、その頃国がそれを推奨しているバイオマスタウン構想に、坂東市も申請してくれるように、要望書を三回ほど市に提出したことがありました。その時、構想の中心理念にと望んだのが「次世代のため、元気、安心、希望を与える住民参加の有機の里創り」でした。その後も千名以上の署名を集めて、地元の会員で一緒に市長さんに届けたりしているうちに、3/11が起こり危機感と士気が高まり、理念を名称にした部会ができたというわけです。
 この有機の里の有機という意味ですが、多くの人が有機の里と聞いただけで、有機農業の里というイメージをもつのではないかと思います。もちろんそれも一部にはなると思いますが、それだけに限定されるわけではないのです。
有機」という言葉には、有機農業という意味だけに限定されない、広義な深い意味があるからです。辞書には、「生活機能をもつこと、もの」とあり、バイオ、生命体と同義で、動物、植物、微生物を指します。又「有機体」とは、「種々の機能を持つ各部門が有機的に組織されたもの」とあり、「有機的」とは、「有機体のように、多くの部門が結びついて全体をつくり、各部分のあいだに統一と関連があるさま」とあります。私は、この「統一と関連」が重要で、積み上げていけばいくほど、普遍的で持続的な価値が高まり、坂東市が生命、生活を大事にしていくという意味で、有機の里と名付けたわけなのです。
 わかっていただけたでしょうか。