大同団結

 私は、この言葉と「大同小異」という言葉が大好きです。
 宮澤賢治の人間定義の中に、「有機交流電燈」と並んで「因果交流電燈」という表現があります。この因果交流電燈というのは、人それぞれ、生まれも育ちも、その時代も国もみな違い、その結果がその人間の特徴となり個性となり価値観となっていきます。
 だから、ちがう外観を有するのは当然の理でありますが、大きく又本質的に方向性が同じであれば、大同小異ということになります。
 大同小異であれば、お互いを受け入れ、許容し合い、同じ方向に向かって大同団結することが、今の時代非常に求められていると思います。
 「永久の未完成、これ完成である」という賢治の言葉は、永遠に不完全な人間も、完成の方向だけは、たとえ行き着かなくても目指して歩むことはできるという風に、私は解釈して、これまで自分に言い聞かせて、行動の指針にしてきました。でもそれは、あくまでも大前提に生活者の大同団結が有ればこそです。
 私たちが、支援することでこちらも元気をもらっているペシャワール会の活動は、正にそれを教えてくれています。
 昨日の交流行事の時、参加者の方々に今年の会の抱負を、下記に載せる文章を配った上でお話しさせてもらいました。このブログを開けてくださっている方々にも、協力依頼をお願いする次第です。
 
 平成25年の新春行事にあたっての会の抱負
 
「永久の未完成 これ完成である」宮澤賢治の農民芸術概論綱要より
「陰極まって、陽と成す」

 一、今では会の要となった「ピース・エコ・ショップ」を
   「私の宮澤賢治かん」のように形にすること。
   そして、ショップとしてだけではなく、交流の場としても活用。
   場所: 自生農場の入り口の山林
   方法: そこをもったいない広場と名づけ、建築資材もできるだけもったいない廃物       を寄付してもらい、手伝ってくれる有志を募って、最低限の費用で創ってい       く。

 二、循環型社会実現のための法「バイオマス活用推進基本法」に沿って、国が都道
   県、自治体に参加を求めている「バイオマス活用推進計画」(かつての「バイオマス   タウン構想」に代わるものです)へ、坂東市が積極的に参加するための働きかけ。

   経過: これまでに数回の要望書、千名以上の署名集め。
       その目的のために、会の中に「坂東市有機の里創り研究会」という部会発        足、ブログも同名でたちあげ。
       県のコミュニテ―協働事業のお誘いに「EMの中の主役、光合成細菌による
       生ごみの自家処理法と安全な社会創り事業」で、申請、採択され、市の支
       援でフォーラム開催、助成金光合成細菌培養のビニールハウスを建設。
       協働事業の相手である「坂東市くらしの会」で、光合成細菌による生ごみ自       家処理を実践中。
       平成25年度から10年間有効の坂東市環境基本計画の中に、この会の活
       動も紹介される。
       現在焼却されている生ごみを、省力的、経済的に有用な堆肥化をするため
       の実験を市と協働でやりたいという要望書を提出、回答をもらう。

 三.会が誕生して20年、認証NPO法人になって、12年。この会の永続を願って、後
   進の人たちに会の理念を申し送っていく組織の再編成と、社会貢献度、信頼度の
   高さが要求される認定NPO法人になって、一と二の活動を全国に普及して、草の
   根で国を変革したい。

  「坂東市有機の里創り研究会」で検索して、そのブログで 
     ぜひ読んで頂きたい年月日とブログのタイトル  
  (ブログの一番上の記事一覧をクリックすると、出たところの一番上に 全ての年と
   月が載っています。先ずあけたい年の月をクリックするとその月の全てのブログの
   日付とタイトルが一覧表になって出ます)

  一、   2012年10月20日  いばらき未来基金
       2012年11月16日  母から子へ
       2012年12月22日  ペシャワール会
       2013年1月2日    チャリテーショップ

  二、   2012年12月30日  要望書
       2012年12月31日  回答

  三、   2012年12月25日  認定NPO
       2012年12月26日 トライ

 他の所も開けて頂ければ幸いです。そして、ご意見やアドバイスや情報を頂ければ、心強く又参考にさせて頂きます。これからもよろしくお願いします。