奉仕会

 会の代表である夫が、大学時代に所属していた会が、奉仕会と言います。こういう類の会に、血気盛んな青年期に入っていたということは、その後の人生に及ぼす影響は大きなものがあるなあと、この頃とみに感じさせられます。
 奉仕会を導いてくれた教授の言葉「国創りは、人創り」正にその通りです。
 というのは、その奉仕会を出た人たちが、それぞれ独特の人生を歩まれて、第二の人生もそれを総括して、開花させ、全うさせようという姿勢で生きていると最近思うからです。
 先日、交流会に出てくれ、急に明日建築資材を届けてくれることになった有機農業の草分け的存在の彼も、長い間有機農業を志す人たちを育て、二代目に引き渡し、地歩を築いてきました。
 今日は、又私たちの会員でもある二人の奉仕会出身者からメールと電話がありました。
 一人からは、福島の南相馬市の水田で、光合成細菌などを使った放射能除染実験をし、放射能減少を検証しこの度、某雑誌にそれが掲載される予定という原稿を添付したメールでした。
 もう一人は、第二の人生を江戸伝統野菜の伝承に取り組んでおられる方で、以前宮澤賢治にも由来する仙台白菜の復活に関する記事を私共の所に送ってきて下さり、それが今テレビで放映されているという緊急のお電話でした。早速見ましたが、復活に関わった人々の顔は、みな明るく、日本の風土に合った種の保全の大切さを感じました。