お手紙

 先日、栃木県の烏山にある、有機農業志望者の研修施設、帰農志塾の二人の研修生がピース・エコ・ショップ建設に使う資材を持ってきてくれました。
 今日は、彼らから自筆のお手紙が、農場だよりと一緒に届きました。毎月か隔月かに届く農場だよりが、絵も文も手書きであり続けていることに感心します。この感触は、今ではとても希少価値です。
 お二人のお便りも、それぞれがここで感じたことを正直に書いて、来てよかったと言って下さり、最後にいなり寿司がおいしかったと添えてあり、心温まる文面でした。

 文化の香りのするものは、すべて手と知恵から生み出されました。農業もしかりです。
有機という意味を、広義にとらえるなら、生命有るものであり、機械文明、物質文明という無機の世界と対極にあります。
 これからの社会は、汚染が増すことはあっても減ることは難しいです。動物、植物、微生物という生命連鎖を上手に組み合わせ、循環型社会に近づける努力をしていかないと、崩壊の一途をたどるしかありません。
 その意味で、生ごみをいかに活用し、焼却というマイナス指向からプラス指向にシフトしていくかが問われています。今日も、そういう使命感を感じながら、銀杏ひろいの帰りに生ごみをもらいに走りました