片付け屋さん

 今、生ごみのたい肥化実験を試行中で、昨日一応一回目を三週間で打ち切り、しばらく寝かせておくことにしました。
 毎日生ごみをもらいに行く生活が続いていたので、今日は少し余裕ができたのでしょうか。台所の気になっていた場所を片付けて、とても後味がよかったので、この気持ちを忘れないようにしようと心に決めました。
 といいますのは、これから大きな片付けが待っているのです。しよう、しなくてはならないと思いつつも、日々の生活が手一杯で、いつも頭の隅にひっかかって、憂鬱の種になっていたのです。
 それが、今日取り払われて、少しずつでもやればいつかは終わるし、こんな機会でもなければ、ずっとこのままなんだということで、踏ん切りがつきました。そして、どうせやるんだったら、よく分別して後が使いやすくしようという殊勝な気持ちになりました。
 それまでふらふらしていた心が、先ず片付いたのでしょう。夕方になって、夕飯の支度時間までと決めて、とりかかりましたが、全体の十分の一位まではいったでしょうか。でもそれが全部終わったとしても、まだまだ片付けるところが他にもいっぱいあるのですが。
 でも第一歩を踏み出したお蔭で、なんとなく見通しもたって、片付ければ片付けるほど、心もすっきり、物も整然とするわけなので、これからは「片付け屋さん」という異名をとるほどになれたらいいなと、ちょっと思ってしまいました。
 片付けるということは、頭や心や物全ての整理に繋がります。みなさんも、ぜひお試しください。曇っていた空の視界が開けたような気持ちになりますよ。