奉仕会

 夫が大学時代に属していた会の名前です。若いころに、奉仕という世界に身を置いていたということは、人格形成の上でとても大きい影響をもつと思わされます。
 学生時代に、現在の坂東市の古寺にある障碍者施設で、奉仕会が奉仕作業をしたのがご縁で、数人の奉仕会の学生は、私達家族も含めて、この地に住むようにもなりました。
 そして、数十年を経て、元奉仕会の人たちは、各地で第二の人生を始められても、この奉仕の精神を忘れず、社会で輝いて自分の道を歩いておられます。私たちのこの会にも入会して、支援してくれ、心強い限りです。
 私は、恥ずかしながら、宮澤賢治の人間定義に納得して生きなおすようになってから、非常に遅い段階で、社会参加の悦びを知った口なので、感心してしまいます。
 でも生きている間にそれに気が付いて、ほんとに有難かったと思います。
 今日は、その奉仕会の発起人だった大学の恩師の息子さんが、久しぶりに農場に顔を見せてくれ、旧交を温めました。稲作の指導でルアンダに行っておられ、帰郷中で、光合成細菌に興味を示され、購入していかれました。
 様々なところに会員さんがいてくれるのは、楽しみなことです。