奨学金

 奨学金で大学に行き、その後それを返済できない人たちが増えているという。長い間経済が低迷し、安定した終身雇用制度などは昔話になり、大学卒は当たり前のようになってしまった今では、大学は出たものの、それだけでは食べていけない厳しい時代である。
 その上、奨学金制度の内容が変わり、返済を滞納すると、滞納金を払わなくてはならず、なかなか返済の元金が減らないとのこと。就職もままならぬ世の中ゆえ、人生設計もたてられず、悪循環に陥りやすいとのこと。
 一見豊かな時代に生まれ育ち、真のハングリーな時代ではないので、ハングリー精神は育たず、ハングリーな環境という中での勉学ではないので、真に自分がやりたいものも見出せずに、どんどん時間が流れていったという若者が多いのではないでしょうか。
 今からでも遅くはありません。本当にやりたいことを見つけて、強く生きられる土台を作ってくださいとエールを送りたいです。