賢治の言葉より

 「雲から光から嵐から 透明なエネルギーを得て 人と地球によるべき形を暗示せよ」賢治の言葉の中でも、特に私の大好きな言葉です。
 賢治を生きる具現的方法として、自分が経験値から見つけたゴミ拾い。このゴミ拾いは、それからの私の社会的行動の原点であり、指針でした。一人で三年近く続いたこのゴミ拾いは、正にこの賢治の言葉を地でいったものでした。
 そこで出会った廃材や大谷石や文化の香りのする生活用品などが、その後の「私の宮澤賢治かん」に繋がり、「リサイクルハウス」に、猿島野まるごと博物館にと展開していき、ピース・エコ・ショップにたどり着きました。
 この流れの源泉は、もったいないです。賢治の言葉の初めをちょっと直して「もったいない風を吹かしてそこから 透明なエネルギーを得て 人と地球によるべき形を暗示せよ」というのはどうでしょうか。
 もったいないピース・エコ・ショップを自宅の一室でも、週に一回でも開いて、たとえ雀の涙でもいいですから、ほんとに役立つところに支援し続ける。この行為そのものが貴い風なのです。それはあなたに明日に続く透明なエネルギーを約束します。