思わず涙声

 娘たちの中で、一番筆不精の長女から電話があり、久しぶりにスカイプをしようということになりました。でも、案の定お互いの姿は見えず、声だけの交信と相成りました。それでも、昔国際電話を時間を気にしながらかけていたことを思えば、いつまで話していても無料で、ありがたい、この上なしという所です。
 アメリカで、長女の夫もEMを普及する仕事をしているので、前日の比嘉先生の講演会の模様を話したり、私たちの「もったいない・ピース・エコ・ショップ」の存在を知らせるため、そこでお知らせの紙を配ったりしたことを伝えると、今度は長女がそれを受けて話し始めました。
 私たちの初孫である小六の健慈(日本名で)が、学校で社会参加のプロジェクトの自由課題を出されたのだそうです。
 今年の夏休みにアメリカから久しぶりに私たちの農場に来た彼は、毎日私のゴルフ場行きに、後から自転車で来て、荷物の上げ下ろしを手伝ってくれました。終わると、また自転車で現れ、荷物を積んでくれ、農場に着くとおろし「ちいばあ、今日はどのくらい?」とたずね、売り上げが多い日はうれしそうに笑って、喜んでくれました。
 その自由課題に、彼が自分からピース・エコ・ショップを選んだのだそうです。それを聞いてうれしくて、思わず涙声になってしまいました。これからは、もったいない・ピース・エコ・ショップという名前にして、日本全国にそれができることを願っているという思いが書かれた文とそれに付けた写真を、私のブログで見て、ケンに伝えてくれるように長女に頼みました。ついでに、私の「もったいないは 二つのエコ」という素人くさい歌も、英語に直してプロジェクトに付ければ、少なくともケンのクラスの友達だけにでももったいないが伝わると、つい欲張って涙声で。
 でも気持ちは通じたらしく、向こうで家族全員の声がさわやかに聞こえました。孫の成長が、心に染みたありがたい日になりました。