半年ぶりの来訪

 アフリカのルアンダで三年間の稲作指導を終えて今帰ってきている方が、私達の会員さんでもあるのですが、半年ぶりに農場を来訪してくれました。彼は何と、夫が大学時代に所属していて、その後の彼の人生にも強い影響を与えてくれた奉仕会という会の創始者である教授の息子さんでもありました。
 寒い日だったので、だるまストーブに当たりながら、彼自身も同じ大学で奉仕会に所属していたので、奉仕会にいた方々のその後の人生に話があちこち及び、若い時奉仕の精神で海外体験をしたことなどが、その後の人生に決して無駄にはならないという人たちばかりでした。
 そして、今日それは初めて聞いて、驚いたのですが、彼は32歳にしてアリゾナ大学に二年留学していたとのこと、トッフルを受けて、学費も免除で、帰りには、大学で知り合った奥さんと生まれた子を連れて帰国。
 真にやろうとすることをやっていれば、それも手に入れて、それ以上のことも起こり得る、私の歌ではありませんが、正に「一つの勇気」ですね。それが人生を切り開いたと言えるのではないでしょうか。これは、全くの余談ですが、アリゾナ大学はなんと、うちの三女の娘の夫と同じ学び舎で、奇遇で驚きましたが、同時に親近感が一層増しました。
 又、もったいないの話になりますが、ルアンダの人たちもものすごいもったいないの持ち主で、稲作のやり方も手作業がほとんどとのこと、文明に支配されていないところは、貧しい代わりに手と知恵を使うことを当然とする気風が健全と残るんだなと感じました。