次世代のため

 今週中、26日に、この法案が衆議院を通過して、参議院に送られることになりそうというより、なるという話しである。国民のあずかり知らぬところで、大事な問題がこの法の元で、決められていく危険性が増幅していく。民主政治とは、真逆の方向に正々堂々と舵を切っていくような、それでいて私達国民は、それに対して反対しても止めることはできない。本当に恐ろしい、戦時中を思わせるような状態である。かつてこのような法案が通りそうなことが、戦後にあったそうな。その時は、自民党の中でも反対者がいて、結局廃案になったそうである。今回は、与党のブレーキ役の公明党ですら賛成で、野党のみんなの党も賛成していると知り、賛成の魔法をかけられた背後には何があるのだろうと、不思議で仕様がありません。
 原子力問題も、あれだけの事故を起こし、後始末の目途もたっていないのに、再稼働とはこれいかにと言うしかありません。開いた口がふさがらないとは、正にこのことです。臭いものにはふたをしろという昔の諺ではありませんが、特定秘密保護法案は、胡散臭い事には、国民に知らせず、ふたをしてしまおうという政府の意図が見え隠れしているような気がしますが、皆さんはどのように感じますでしょうか。
 次世代のためにという思いで活動している私たちの会としては、将来に最も不安を感じる今回の法案です。