分かれ道

 今日、誰が見てもひどいというしかないやり方で、特定秘密保護法案が衆議院を、そして、参議院も通過するのはもうすでに決定済みと同じとのこと。以前は反対していたという自民党の或る議員も今度はなぜか満面笑み。
 野党の反対意見は尤もだと思うものの、少数の哀しさよ。国民の声と共鳴すれば、多数にはなれど、選挙の時ではないので通用しない。
 無理が通れば、正に道理が引っ込む状態がまかり通っている。TPPの問題にしても、集団的自衛権憲法改定の問題にしても、すべて、大国の影が後ろに付きまとっているという感じが否めない。
 私の「禁断の木の実」という歌ではないけれど、「どうしよう どうしよう 一歩一歩引き返すしかない」のではないでしょうか。歴史に学べではありませんが、引き返すのも一つの大いなる勇気だと思うのですが。