賢治の白菜

 この賢治とは、もちろん宮澤賢治を指します。私達の会の会員さんに、江戸東京野菜の研究、伝承者がおられて、彼の広い交流領域のお蔭で、賢治が自ら栽培していた白菜を、彼の死後地元の農家の人たちによって、その種が保存、継承され、その種子の一部が、その会員さん経由で、宮澤賢治の世界観を基盤にしている私達の会に送られてきました。
 その貴重な50粒位の種を、私達ではちょっと心もとないので、ピース・エコ・ショップにいつも協力してくれている元気であったかい農家の奥さんに栽培を頼みました。彼女は快く引き受けてくれ、本日二人でいって立派に育った白菜を頂いてきました。
 農場内にある10株ほどは、ハウス内で栽培されていて、来年の春開花させ、採種し、会員の人たちで継承させていくつもりだと、夫は意気込んでいます。種を送ってくれ、その機会をつくってくれた夫の学生時代の奉仕会の友人に感謝です。