母娘関係

 現代は、この母娘関係で苦しんでいる人たちが急増していて深刻な今日的問題であると、テレビ、それもNHKで報じていて、かつての自分にも覚えがなくはないので、関心を持ちました。
 団塊の世代の母親で専業主婦、父親は会社人間で外に出ていることが多く、母親の干渉が娘の自然な成長を待てない。娘の世代は、アラフォー前後。
 私の場合は、それが契機で私の方が生き詰まり、宮澤賢治の人間定義の中に、自分が真に求めていた、納得できる真実に行き着くことができました。そして、家族の関係も軌道修正が出来、私の中からその結論として、「家族」という歌も生まれました。
 今日テレビで、親子関係で苦しんでいる人達に、私の「家族」を聴いてもらいたいなあと思いました。歌がメッセージとして機能したら、社会の見えないソフト的な所に浸透していき、自然治癒力を発揮すると思うのですが。
 今、家族の関係で、苦しんでいる人に一番伝えたいのは、「元気でいろよ、それだけさ」という心境です。私は、この問題こそが世界共通の問題としてとらえ、娘たちの助言ももらって、この「家族」という歌だけは、英語にもしました。