マンデラ

 今、世界中で彼の死を悼み、彼の業績に賛辞を惜しまない。アパルトヘイト(人種隔離政策)に反対し、捉えられ27年間も投獄され、それでも主張を言い続け、最後にそれを実現させ、人種融和政策をとなえ、それも現実のものとする。
 この間の「行動する良心たれ」という遺言を残した韓国の金大中元大統領も、死刑判決を受けたり、危ない目にあったりしながらも、最後には民主化を実現させ、人生を全うした。
 現在の日本の国情を見るにつけ、このように本質を見据えて、自分の身を顧みず、命を賭して国や国民の未来を考える人材が、どうして輩出されないのかとさびしくなります。