たんぽぽの里

 この農場を拓いて、二十七年経つそうです。湿地帯のような所にダンプで大量の土を入れたので、初めのうちは不毛の土地でした。私は、最初の本を書いたころで、せめてその農場をタンポポが咲くような場所にしたいという思いで、本の副題を「タンポポの里より」としたのを覚えています。旧宅にあるタンポポを持ってきては植えつけたのでしょう。今では、本当にタンポポの里になりました。
 私の歌にも「タンポポの歌」というのがあり、人間をタンポポになぞらえて、歌にしました。あの花の明るさと強さに惹かれます。今日はとっておきのタンポポを見つけました。咲いている場所がたまたまよかったのでしょう。見事に咲いていました。写真に収めてきたので、出しますね。
 所で今、たんぽぽに負けずに頑張っているのがタケノコです。今日は、そのお蔭で予想に反して、タケノコ君が売れたこと、売れたこと!生よし、茹でよし、味付けよしで、ほとんど完売でした。ありがたいことです。