光合成細菌

 今日は、ゴルフ場へ、光合成細菌研究の第一人者である小林達治(みちはる)先生の「光合成細菌で環境保全」という、以前愛読していた本を持参して、久しぶりに又目を通しました。
 そして、改めて光合成細菌の環境保全力を痛感しました。
 よく赤潮が発生して、漁業に被害をもたらしたなどの話しを耳にしますが、その赤潮対策にも光合成細菌は欠かせないということです。赤潮から発生する有毒なガスは、光合成細菌にとっては必要なものであり、光合成細菌の死体である菌体は、動物プランクトンのお気に入りの餌でプランクトンが集まることで、今度はそれを求めて魚が集まるというプラスの連鎖が起こるのだそうです。
 そのほかにも、光合成細菌はアミノ酸の中のプロリンを、核酸の中のウラシル、シトシンをつくり、植物の体内代謝を活発にし、作物の増収や品質向上に役立っているといいます。
 又、光合成細菌のビタミンB12含量が生物界で最高の値を示すという事実は作物をピカピカにしたり、栄養価を高くしてくれます。
 嫌気性なので、二酸化炭素を吸ってくれ、是だけでも、地球温暖化に貢献してくれます。
もちろん悪臭も取りますので、生ごみ処理をするときも、簡便で有効です。一人何役もこなす、
優れものです。一度お試しください。