外作業

 今日、午後は農場の畑や木の手入れをして、気持ちのいい時間を過ごしました。大昔、若かりし頃、自分の家と庭を手にいれた私は、自分の頭に描いた理想の庭園にすべく、毎日毎日、鎌と剪定ばさみとシャベルの三種の神器をもって動き回っていました。そして、その前に住んでいた借地で育てた芝生を田植えのように移し植え、広い芝生の庭にしました。そこで、ウチの子供たちは近所の子供たちとよく遊び、私が塾(私は自由来と書いていました)をやるようになると、その中学生が時々スポーツめいたことをしていたのを思い出します。子供が育っていく歳月は、その庭もそれなりに役目を果たしましたが、次第に個人的な庭だけに自分の時間を費やすことに限界を感じ、宮澤賢治の詩の中に納得のいく真理を実感した私は、それ以後は「どこも地球の庭」とゴミ拾いを毎日やるようになりました。そこから全く違った人生が拓けて行きました。
 その結果、現在のNPO法人をやっているこの自生農場があるわけです。