善循環の輪 茨城の集い

 今日は、善循環の輪、茨城の集いに、水戸まで一日がかりで行ってきました。会の代表の夫が、その事例発表の一人として畜産部門で頼まれたからです。
 私たちの会は、EM(有用微生物群)やその中の主役である光合成細菌などの普及を通して、環境保全事業をしているので、当然学習のためにEMの開発者である比嘉照夫先生が作っているNPO法人「地球環境共生ネットワーク」の会員になっています。
 過去において、私たちの会は、本当に納得できないものは普及できないという鉄則で活動していたので、EMに関しては、農業は納得できる事例に出会っていましたが、こと排水浄化に関しては、まだ未知数でした。そして、旧猿島町の頃行政に、苦情で困っている汚い用水路の話しを持ちかけられて、EMに本当に排水浄化の力があるか、実験してみようということになり、会の費用を使って、三か月間週一回会員が数人出て、前日に仕込んだ500リットルのEM培養液を現場に運び、約50メートルの用水路区域のヘドロにそれを灌注する作業を続け、月一回の水質検査で、実験前と実験期間三回分を調べ、納得する数値を得ました。
 この思い切ってやった実験が、その後の会の行方を全て決めたように、今振り返ると実感します。行政ともう十数年続いている「EM活性液による米のとぎ汁流さない運動、排水浄化対策」も、現在のEM液体石鹸製造、販売、普及も、県から助成金を頂ける制度を初めて知ったのも、この実験がきっかけでした。
 今日は、とてもいい集いだったので、ここから又、なにか生まれるかもしれません。